前回は将来を念頭に置いた投資とは違い、サラリーマンが日々の生活を豊にする副業としての収入を得るためにスキャルピングが最適な理由を5つご紹介しました。
今回は、サラリーマンの副業 スキャルピングが最適な理由【 後編 】避けては通れない5つのデメリットを紹介したいと思います。
【 デメリット 】
１、スプレットが狭い（売買手数料が安い）通貨 / FX会社でなければ利益を出しにくい
２、スキャルピング可能なFX会社は限られる
３、変動が盛んな時間帯でなければトレードできない
４、トレード回数＝利益になるためチャートに集中できる環境が必要
５、判断が遅れると大きな損失になる
１、スプレットが狭い（売買手数料が安い）通貨 / FX会社でなければ利益を出しにくい
これはスキャルピングをやる上で避けて通れないデメリットです。
基本的に投資は、期待値が高い方にトレードすることが大前提です。
その方が利益を出しやすく、継続して資産を増やしやすいからです。
しかしスキャルピングでは、必然的にトレード回数が多くなるため、そのトレード回数分の手数料が発生します。
そのため長期トレードと比較し、手数料が高くなるため必然的に期待値は下がってしまいます。
（例）5万通貨、スプレット（売買手数料）3pipsの場合（スワップ除く）
▪️1回トレードで10pips（5,000円）、手数料3pips（150円）：利益4,850円
▪️5回トレードで10pips（5,000円）、手数料15pips（1,750円）：利益3,250円
上記のように、トレード回数が少ないほど売買手数料も低くなるため、利益は出しやすくなります。
しかしスキャルピングは一瞬の反発による薄利を狙って売買しているため、勝率としては期待値が高いトレードになります、手数料≦勝率で利益を伸ばしていくスタイルです。
この手数料と勝率の期待値バランスが重要になるため、スキャルピングとして利確と損切りの計算は必須です。
スキャルピングで勝率が下がる1番の要因は、『 まだ上がる / 下がる 』という欲による一瞬の判断の遅れが大きな損失に繋がります。
２、スキャルピング可能なFX会社は限られる
FXのトレードスタイルとして、主に4つ（スキャルピング / デイトレード / スイングトレード / 長期トレード）があります。
それぞれ明確に保有期間が決められているわけではないですがおおよそ下記の期間で区切られていることが多いです。
スキャルピング：数秒〜数分
デイトレード：数分〜 1日
スイングトレード：数日〜数週間
長期トレード：数週間〜
このトレードスタイルの中でスキャルピングが他と大きく違う点は、とにかくトレード回数が全く異なります。
トレード回数が多い＝FX会社のサーバーに負担がかかる＝約定に影響を与える状況に繋がる可能性があるため、スキャルピングを認めているFX会社は少ないのが現状です。
【 スキャルピングが可能なFX会社 】
ヒロセ通商
JFX（MATRIX TRADER）
FXプライム（GMO）
セントラル短資FX
LIGHT FX
GMOクリック証券
スキャルピングについて明記していないFX会社も多数ありますが、突然取引が停止になる可能性があるため基本的には認められているFX会社を利用することをお勧めします。
３、変動が盛んな時間帯でなければトレードできない
スキャルピングは急騰 / 急落に伴う反発によるトレードが主になるため、必然的に相場が盛んに動いている状態の方が利益を伸ばしやすくなります。
そのため欧州が開く17時以降やアメリカ市場が開く21時以降が相場が動きやすくスキャルピングに向いている時間帯になります。
どの時間帯でも同じですが、相場がじりじりトレンド方向に動いている状態だと反発を読みづらく、スキャルピングでのトレードは非常にやりにくい状態です。
経験上、特に反発ポイントが分かりにくいことが多く、勝率や利幅がかなり落ちる印象があり個人的にはあまり動かない相場でのトレードはお勧めできません。
４、トレード回数＝利益になるためチャートに集中できる環境が必要
スキャルピングは数秒〜数分で為替を売買し数Pipsの薄利を狙うトレード手法になります。
チャートの状況により瞬発的な取引が多くなるため、指値ではなく成行でトレードを行うことが多いと思います。
相場が盛んな時間は一瞬で数Pips〜数十Pips動くため、売買のタイミングを逃さないように集中する必要があります。
あくまでこれも慣れになりますが、環境整備よりもどんな環境でも集中してトレードできるように経験を重ねる方が実用的でメリットが大きいと思います。
５、判断が遅れると大きな損失になる
これは損切に関連する一番需要なことですが、スキャルピングは損切りも瞬発力が重要です。
自分で決めているリスクリワードで素早く利確 / 損切しなければコツコツドカンで必ず相場から消えていく大きな原因になります。
利確しなければもっと利益が伸ばせたのにという欲や多分戻ってくるだろうという願望をトレードに持ち込むと必ず大きな損害を受けますので、必ず自分のルールに沿ったトレードを行ってください。
※手法やリスクリワードはその時の相場に応じて調整が必要です。
今回はスキャルピングのデメリットを5つご紹介しました。
相場状況に応じて、今はスキャルピングできる環境なのどうかも見極めてトレードすることが副業としてFXを継続していく大きな要因になるはずです。
【 スキャルピングがサラリーマンの副業に向いている理由 】
・相場に取り付く前の事前準備に時間がかからない。
・短時間で利益が確定する。（翌日に持ち越さない）
・スマートフォンで簡単に売買できる。（どこでもトレード可能）
・相場が一番動いているアメリカ市場が開く時間に時間を作りやすい。（21時以降）
・少額でもリスクがない程度にレバレッジをかけることで利益を出すことができる。
下記は実際トレードの参考にした本になります、ご参考になれば幸いです。
デイトレード
FXスキャルピング
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