前回、副業としてスキャルピングが最適な理由(メリット、デメリット)をご紹介しました。
スキャルピングは突然起こる経済や金融などのニュースや出来事における影響を最小限に抑えることができ、いつでもどこでも短時間でもトレードできるため副業として適している可能性があることをお伝えしました。
※あくまで筆者の個人的な意見です。
私が考えるスキャルピングの一番のメリットは短時間でトレードが完結するため、リスクを自分である程度コントロールできることです。
大きな損益を起こす一番の原因は、突発的なニュースなどによって起こる急騰急落(フラッシュクラッシュ含む)などの相場の大きな変動による要因が多いと感じています。
※AIによる自動売買が原因
全ての通貨は経済で繋がっており、常に世界中のどこかで何かが起きています。
誰も予測はできませんし、どんなニュースが通貨に影響を起こすのかも分かりません。
これは投資全般に共通しますが、通貨などを保有している期間が長いほどそのリスクに晒されてることになります。
数十年単位の長期投資では、突発的な価格変動などはそれほど大きなリスクには繋がらないことが多いですが日々の生活を豊かにする副業としての投資では致命的なリスクになります。
副業としてFXをするためにはできる限りのリスクを避け、利益を出し続けなければいけません。
そのリスクを考えた場合、スキャルピングは最適だと考えています。
スキャルピングはどうしてもトレード回数が多くなるため、スプレット、約定率、トレードツールの使いやすさ、現金化のしやすさと手数料、アフタフォローなどを含めFX会社の選択が重要になってきます。
そのため今回はスキャルピングに適したFX会社を個人的に評価していきたいと思います。
比較するにあたり、比較対象がより明確な部分で比較を行っています。
トレード(取引)ツール / 約定率 / ロスカット基準などの個人により良し悪しが分かれる要素は除いてあるので純粋に公平なランキングになっているはずです。
※スワップポイントもスキャルピングにはあまり関係ないため除外
今回はスキャルピング可能なFX会社5社について、会社の信頼性と実際のトレードに関連する下記項目で点数を付け、総合点数によってランキング化したいと思います。
【 スキャルピング環境を評価する指標 】
※2020年4月時点
①スプレット(代表的な主要3通貨:ドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円)
②トレード可能通貨ペア数
③カバー取引先数(スリッページ関連)
④実績(総口座数)
⑤預かり証拠金残高
⑥カスタマーサポート(電話対応可能な時間で比較)
※下記トータルポイントでランキング化
1位:5P
2位:4P
3位:3P
4位:2P
5位:1P
1、ヒロセ通商(LIONFX)
トータル的に優れたFX会社
約定スピード世界最速水準、最多の通貨ペア、取引カバー会社が最も多いことが特徴。
トレードツールもそれぞれ充実しており初心者から上級者までスキャルピングがしやすい環境が整っている。
スプレット:2位
0.2銭(ドル円) / 0.4銭(ユーロドル) / 0.5銭(ユーロ円)
通貨ペア:1位
50種類
※最小通貨単位:1000通貨単位で取引可能
業者カバー取引先数:2位
23社
総口座数:4位
268,378口座(2020年3月現在)
FX取引総合1位(2020年オリコン顧客満足度ランキング)、FX専門業者5年連続1位
取引ツール:LION FXシリーズ
預かり証拠金残高:3位
55,461百万円
カスタマーサポート:4位
8〜18時(月曜〜土曜)
平日24時間対応
トータルポイント:20ポイント
2、GMOクリック証券(FXネオ)
こちらもスキャルピング環境に優れているFX会社。
総口座数が国内2位(スキャルピング可能な会社では1位)、電話対応可能な時間が長く充実したカスタマーサービスが特に目を引くFX会社。
FXにおける取引高は8年連続で世界一、またFXだけでなく株 / 先物 / くりっく365 / CFD / maneoなど他の金融商品も取引できることが大きな特徴。
スプレット:2位
0.2銭 (ドル円)/ 0.4銭(ユーロドル) / 0.5銭(ユーロ円)
通貨ペア:5位
20種類
※最小通貨単位:1万通貨単位で取引可能
業者カバー取引先数:3位
19社
実績(総口座数):1位
666,827口座(2020年3月現在)
FX取引高8年連続世界1位(売買代金)
取引ツール:FXネオ、はっちゅう君
預かり証拠金残高:1位
173,053百万円
カスタマーサポート:1位
7時〜7時(月曜〜土曜)
平日24時間電話対応可能
トータルポイント:23ポイント
3、LIGHT FX
スプレッドが国内最安レベル(主要3通貨トータル)、売買比率/価格分布が見れる、キャッシュバックキャンペーンなどFXに特化したサービスを提供している。
スプレット:1位
0.2銭 (ドル円)/ 0.3銭(ユーロドル) / 0.4銭(ユーロ円)
通貨ペア:2位
27種類
※最小通貨単位:1000通貨単位で取引可能
業者カバー取引先数:4位
11社
実績(総口座数):2位
389,493口座(2020年3月現在、みんなのFXと同様)
FX会社比較ランキングスワップ部門1位
取引ツール:LIGHT FX
預かり証拠金残高:4位
51,448百万円
カスタマーサポート:1位
7時〜7時(月曜〜土曜)
平日24時間電話対応可能
トータルポイント:22ポイント
4、JFX(MTRIX TRADER)
ヒロセ通商と同様のシステムを使っており、どの項目も標準的で特に問題はないが飛び抜けた特徴がない印象。
スプレット:5位
0.3銭 (ドル円)/ 0.4銭(ユーロドル) / 0.5銭(ユーロ円)
通貨ペア:3位
26種類
※最小通貨単位:1000通貨単位で取引可能
業者カバー取引先数:5位
1社
実績(総口座数):5位
非開示
取引ツール:MTRIX TRADER
預かり証拠金残高:5位
非開示
カスタマーサポート:5位
8時〜20時(月曜〜金曜)
平日のみ電話対応可能
トータルポイント:8ポイント
5、YJFX(元サイバーエージェントFX)
Yahooグループのため信頼性が高いFX会社。
財務健全性に関連する自己資本規制比率が業界最高レベル、スワップポイント、スマホ向けツールに定評がある。
スプレット:2位
0.2銭 (ドル円)/ 0.4銭(ユーロドル) / 0.5銭(ユーロ円)
通貨ペア:4位
25種類
※最小通貨単位:1000通貨単位で取引可能
業者カバー取引先数:1位
27社
実績(総口座数):3位
379,665口座(2020年3月現在)
取引ツール:外為ex
預かり証拠金残高:2位
106,585百万円
カスタマーサポート:3位
7時〜7時(月曜〜土曜、夏時間は6時まで)
平日24時間電話対応可能
トータルポイント:21ポイント
国内FX取引会社5社比較ランキング
〜スキャルピング編〜
1位(23ポイント): GMOクリック証券(FXネオ)
2位(22ポイント): LIGHT FX
3位(21ポイント): YJFX(外為ex)
4位(20ポイント): ヒロセ通商(LION FX)
5位 (8ポイント): JFX(MYRIX TRADER)
今回明確な基準で比較を行いましたが、これが全てではありません。
実際スキャルピングでは、トレード環境を左右するトレード(取引)ツールの使用感や相場の動きが激しい時のスプレットの開き具合、約定率や実際のスリッページもスキャルピング環境に重要な要素です。
個人的には、最新ニュース情報や売買予約状況など情報を得るための会社とメインでトレードする会社など、複数のFX会社を状況で使い分けトレードするのが一番だと思います。
実際、スプレットや会社の信頼度は特に重要になるため参考にしてください。
下記はスキャルピングに適したFX会社がよくわかる本になりますのでご参考にしてください。
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