株主優待制度はご存知ですか?
テレビでも取り上げられているので聞いたことがあるかと思います。
でも実際、株式投資をして優待の恩恵を受けている人はまだまだ少ないようです。
株主優待とは、特定の企業の株式を一定口数以上購入(保有)していることで、その企業から様々な優待が受けられるサービスです。
『 配当金+αの付加価値として、株主へのお礼と還元を兼ねたサービス 』のため、投資に対してまだ抵抗がある方でも、株式投資の入り口として気軽に始められると思います。
実はこの株主優待制度を実際に活用している人はかなり大きな恩恵を受けています。
お金を銀行や郵便局へ預貯金しているより、はっきり言って超お得です。
むしろやらないと損しているだけです。
まだ運用されていない方は、
『 元本割れするんじゃないか 』、『 わからないため株を購入するのが怖い 』と思われている方も多いと思います。
でも株式のことを理解すればリスクは小さく、やらない方が大きな損をしていることに気づくと思います。
株式投資については、また詳しく紹介したいと思います。
今回はこの株主優待制度を提供している100社以上の企業の中で、配当金や株主優待制度を含んだ利回りで本当にお得だと感じた企業をご紹介していきます。
文末に株式投資、株主優待制度でおすすめの本を紹介していますのでご参考にしてください。
イオン株式会社(8267)
一番メジャーで超お得な優待制度があるため、優待の中では一番人気です。
●優待条件:100株以上の保有(2月末日、8月末日時点で株を保有)
▪️配当金
中間配当18円+期末配当18円=年間36円(2019年:1株当たりの配当)
▪️株主優待
①イオン系列の買い物が3%〜最大7%キャッシュバック:イオンオーナーズカードを発行
100株保有 → 3%キャッシュバック
500株保有 → 4% 〃
1,000株保有 → 5% 〃
3,000株保有 → 7% 〃
※年間100万円までの買い物に対してキャッシュバック
※家族カード1枚追加発行できる
②3年以上の保有でギフトカード(2月末)
1,000株保有→2,000円分
2,000株保有→4,000円分
3,000株保有→6,000円分
5,000株保有→7,000円分
③イオンシネマで通常1,800円→1,000円
▪️イオンカード(年会費無料クレジットカード)を保有
①20日 / 30日お客様感謝デーに買い物すると5%OFF。
②5日 / 10日 / 15日 / 20日 / 25日の買い物ポイントが2倍。(2020年3月時点)
【 還元率 】100株保有の場合
▪️株式購入費:240,600円
▪️還元率:9.6%(配当金+株主優待①③)
配当金:3,600円の配当(年間配当:1株36円)
株主優待:
①18,000円のキャッシュバック(年間60万で計算(5万/月)×3%)
③1,600円割引(年1回2人で利用)
※還元率:9.6%
(240,600円(100株購入)÷23,200円(配当金+株主優待①③)
ヴィレッジバンガード(2769)
配当金や優待制度の還元率がダントツ、さらに長期保有でさらにお得な株式優待。
●優待条件:100株以上の株式保有(5月末時点で株を保有)
▪️配当金:期末配当14円(2019年:1株当たりの配当金)
▪️株主優待
①ヴィレッジバンガードお買物チケット(系列店で利用可能)
100株保有(1年未満) → 10,000円相当のお買い物券
100株保有(1年以上) → 11,000円相当の 〃
100株保有(2年以上) → 12,000円相当の 〃
※買い物2,000円毎に1,000円分チケットまで使用可能
②株主限定プレミアムご招待券
期間限定で70%〜90%オフで買い物可能
【還元率 】100株保有の場合
▪️株式購入費:88,400円
還元率:14.0%(配当金+株主優待)
配当金:1,400円の配当(年間配当:1株14円)
株主優待:11,000円の買い物券(1,000円券×11枚)
※還元率:12.4%(88,400円(100株購入)÷12,400円(配当金+株主優待)
ドトール・日レスホールディングス(3087)
株主優待はイマイチな印象だが配当金が良く、還元率を大きく引っ張っている。
また店舗がどこにでもあるのでサラリーマンにとっては嬉しい株主優待。
●優待条件:100株以上の株式保有(2月末、8月末時点で株を保有)
▪️配当金:中間配当16円+期末配当16円=年間32円(2019年:1株当たりの配当金)
▪️株主優待
①ドトールバリューカードを発行(ドトール、エクセルシオールで利用可能)
100株保有 → 1,000円ポイント
300株保有 → 3,000円ポイント
500株保有 → 5,000円ポイント
※1ポイント=1円相当として支払い可能
【 還元率 】100株保有の場合
▪️株式購入費:169,600円
▪️還元率:2.4%(配当金+株主優待①)
配当金:3,200円の配当(年間配当:1株26円)
株主優待:①1,000ポイント(1,000円相当)
※還元率:2.4%(169,600円(100株購入)÷4,200円(配当金+株主優待)
吉野家ホールディングス(9861)
サラリーマンの味方、安い / 早い / 美味い牛丼の吉野家です。
年2回食事券が発行され、全国どこにでもお店があるので利便性が良いのがメリットです。
●優待条件:100株以上の株式保有(2月末、8月末時点で株を保有)
▪️配当金:中間配当10円+期末配当10円=年間20円(2019年:1株当たりの配当金)
▪️株主優待
下記が株主優待の内容です。
100株保有 → 3,000円分お食事券×2回
1,000株保有 → 6,000円分お食事券×2回
2,000株保有 → 12,000円分お食事券×2回
※吉野家、はなまるうどん、京樽などの店舗で使用可能
【 還元率 】100株保有の場合
▪️株式購入費:201,600円
▪️還元率:3.9%(配当金+株主優待)
配当金:2,000円の配当(年間配当:1株20円)
株主優待:6,000円分お食事券(300円×20枚)1
※還元率:3.9%(201,600円(100株購入)÷8,000円(配当金+株主優待)
トリドールホールディングス(3397)
こちらもサラリーマンの味方、日本人なら誰でも大好きなうどん、丸亀製麺です。
こちらも年2回食事券を発行、さらに継続保有優遇制度が充実しており、うどんが好きな方はかなりお得な優待制度です。
●優待条件:100株以上の株式保有(3月末、9月末時点で株を保有)
▪️配当金:期末配当12.5円=年間12.5円(2020年予定:1株当たりの配当金)
▪️株主優待
100〜500株保有 → 4,000円分お食事券×2回
500〜1,000株保有 → 10,000円分お食事券×2回
1,000株以上保有 → 15,000円分お食事券×2回
継続保有優遇制度(上記に追加で発行):1年以上、200株以上保有していることが条件
200〜500株保有 → 3,000円分お食事券×2回
500〜1,000株保有 → 3,000円分×お食事券2回
1,000株以上保有 → 3,000円分お食事券×2回
※丸亀製麺、トリドール、コナズ珈琲などの店舗で使用可能
【 還元率 】100株保有の場合
▪️株式購入費:228,100円
▪️還元率:4.0%(配当金+株主優待)
配当金:1,250円の配当(年間配当:1株12.5円)
株主優待:8,000円分お食事券(100円券×80枚/年)
※還元率:4.0%(228,100円(100株購入)÷9,250円(配当金+株主優待)
ANAなども人気ですが、利回りや利用の際の使用条件があまり良くなく、また国内外を格安で利用できるLCCの台頭もあり昔と比較しメリットはないので外しています。
今回は、より実用的で利回りが良い株主優待制度を提供している企業をピックアップしてご紹介致しました。
2020年は色々な要因で大きく株価も下がっているため、ご紹介した以上の利回りで株主優待制度を活用できるのではないでしょうか。
これをきっかけに投資などに興味を持っていただけたら幸いです。
下記が株式投資、株主優待制度でおすすめの本になります。
個人的にわかりやすく読みやすい本になりますのでご参考になれば幸いです。
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